災害・緊急情報

県史跡中越遺跡 イラスト

県史跡中越遺跡

史跡公園となっている中越遺跡
史跡公園となっている中越遺跡


長野県史跡 中越遺跡
指定年月日 2002年10月24日
所在地 宮田村役場北
指定面積 2,975平方メートル

 今から約6500年前、縄文時代前期初頭に、天竜川を遡ってくる一団の人たちがいました。彼らは、西側の山地から流れ出た大量の土砂の窪地に豊かな湧水をみつけ、その近くの出来たばかりの細長い尾根の北の縁に大きな集落を営み、北方の八つに裂けた山の麓の民から手に入れた黒曜石でつくった鋭利な道具と、海辺で作っていたものと非常に似た土器、「中越式土器」を残しました。
 その後、前期の中頃に一旦人影が途絶えましたが、縄文中期になると尾根の南の縁に新たな集団が移り住み、縄文時代晩期まで続く息の長い大きな集落を営みます。その後は平安時代の一時期と、室町時代に限って、短期間ながら生活の痕跡が残される。これが現在わかっている中越遺跡の概要です。
 確認されている集落の総面積は約16ha。そのうち縄文前期の集落は約5haですが、2006年までに発見された住居址は、縄文時代の前期205軒、中期163軒、後期9軒、平安時代3軒。工事で失われる道路部分だけを発掘調査してきており、今も個人住宅の建設などに伴う調査が続けられ、この数字は毎年増加しています。
 中越遺跡の特徴は、縄文前期初めの本州でも最大規模の集落であること、海辺、東海地方の色の濃い文化を持っていたことにあります。
 中越遺跡は、その全面が西原土地区画整理事業の範囲に含まれました。これだけ多くの住居址がありながら、彼らの墓がみつかっていないという大きな課題を解明するためにも、これからも地道な調査が必要です。
 指定されたのは遺跡の中のごく狭い範囲で、遺跡の全体がわかる立体模型と、復元された1棟の家が立っています。
【関連情報】中越遺跡史跡公園、宮田村役場、中央グランド、中越遺跡発掘調査報告書

 

 

 

 

この記事の担当 (問い合わせ先)
教育委員会 生涯学習係
〒399-4301 長野県宮田村7021番地村民会館内 TEL 0265-85-2314 FAX 0265-85-5583
電子メール kyoiku@vill.miyada.nagano.jp